土壌改良とは?
人は日々の食生活やストレスによって顔の表情がずいぶん変わります。
同じように植物も水や栄養が全体に行き渡らないとストレスを感じて「Help!!!」と訴えます。写真を見てください⇒不健康な樹はなんとも痛々しいですね。
人は口から栄養をとりますが、植物は「根」から栄養をとります。つまり根の周りの土を良い状態に保てば、自然に植物は成長するのです。
しかし、良い土というのは意外と少ないのです。身近にある真砂土なども何もしないと2~3年後にはカチカチの土になってしまいます。
そこで、土壌改良材を土に混ぜることで植物の根が伸ばしやすい環境をつくるお手伝いをするのです。
【不健康な樹木】
- 上の枝に葉がついていない。
- 樹の形がいびつ。根が発達できず、水や養分を吸収できていない事が予想される。
【健康な樹木】
- 枝や葉がしっかりとついている。
- 根からの水分や養分が全体に行き渡っている。土が元気!
良い土とは?
- 水はけが良い(透水性)
水はけが悪いと根の張りが悪くなり、環境の変化に弱くなり、根腐れの原因にもなります。 - 新鮮な空気が入っている(通気性)
土の中に新鮮な空気が不足すると、根が酸欠を起こし、土の有用微生物も弱ります。 - 水持ちが良いこと(保水性)
水持ちが悪いと植物がしおれやすくなります。適度に水を蓄える力が必要です。 - 肥料持ちが良い(保肥性)
与えた肥料が雨や水やりですぐに流されず、土に保持する力が必要です。 - 有機物が含まれている
腐植土などの有機物は有用微生物のエサとなり、1~4の働きを助けます。 - 土の酸度が適正である
植物にあったpH(酸度)の土にする。一般的に弱酸性~中性が好ましいです。
水分・養分・微生物がバランスよくある土は、良い土になる自然の循環ができます。
■良い土 団粒構造の土
すき間が適度にあり、水や空気が移動しやすい。また保水性がよく根の成長が促進される。
■悪い土 単粒構造の土
すき間がほとんどなく、透水性や通気性が悪く、根腐れを起こしやすい。